不整脈を有する患者の治療目的として使用されている心臓ペースメーカー機器に代表されるように、電磁波が電子機器類影響を及ぼすことは周知の事実です。
電子レンジのように高周波で高いエネルギーを持てば強い熱効果(熱作用)を得る事ができ、携帯電話は頭部のエネルギー吸収量を上昇させます。
電子レンジの例のごとく、高い出力を持てば当然人体に「熱作用」の影響が及ぶことは簡単に理解できます。
電磁波が、人体に及ぼす影響は多々確認されていますが、中でも、VDT(Visual Display Terminal)症候群は、私たちの身近に潜む、電磁波が原因で起こる障害の一つです。
この問題は、1955年(昭和30年)頃よりキーパンチャー病として扱われ、1973年(昭和48年)頃から職業性頸肩腕障害(OCD)として扱われています。
VDT症候群の症状としては、大きく5つに分けられ、
などがあります。
これらは確定したものではありませんが、VDT作業者の愁訴の的を射ています。
そして、これらの自覚症状は、電磁波に対する過敏症を訴える人たちの自覚症状と類似しており、携帯電話基地局周辺の不定愁訴とも似ています。
(補足)
「化学物質過敏症」を発症している患者は、電磁波にも過敏に反応する場合があります。
化学物質過敏症についての詳細は化学物質過敏症対策ページをご覧ください。