超活性炭の効果で水・土・空気を浄化、維持する。

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東海有機農産

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30年間の成功と失敗 ~PEX農業の確立~
「日本電子農業総合研究会」発足と最初の失敗
昭和42年から日本電子物性が「日本電子農業総合研究会」を発足。
その当時はまだまだ創々期で学術的な実験検証は少なかったが、経験的な話から、活性炭をとことん使うと植物の発育を妨げる汚染物質が除去され、土壌環境が整い、高品質の作物が多収穫できると言われていた。
そのため、当時は「炭を制する者は世界を制する」というキャッチフレーズで、電子農業の講演が各地区で行なわれていた。

実際に炭を入れた当初は、炭の分極による静電引力(クーロン力)によって汚染物質が除去され、作物は良い成績を出すことができた。
しかしそうした良好な土壌環境(水、空気の吸収浄化)は長く続かず、どんどんと使えば使う程、炭が周りの汚れを全部吸って汚染されてしまった。
当時は、炭の理論的な認識が希薄で、完全に炭素化されていない炭が沢山使われており、いわゆる燻炭というより材木に近い炭を使用した人も大勢いたため、土のなかにカビが生えて、どうにもならない状態になった人が大勢いたのだった。
こうして、最初は炭を使いすぎるという失敗から始まった。

第二の失敗
その後、藤沢氏(浜松農家 "21"自然ONの会理事長)は、根の周りに水と空気を送るために、2町歩当たりのミカン園に何千メートルというエンビ管を地中に敷設。
続いて電子水の注入及び散水装置を20台、150トンの地下貯水槽、電磁弁を設け、スイッチONで2町歩の畑全体に潅水もでき、水を撒くことができる大がかりな装置でミカン栽培を試みた。
その時の最初のミカンの味は周りが驚くほど良いもので、「こういう良いミカンであれば」ということで東京の一流の果物店が、当時一箱二千円のミカンなら、藤沢さんのは一万円でもいいから分けてくれというミカンを作り上げた。

しかしこの方法は持続することができず、藤沢氏や他の農場も、4~5年で成績がだんだん悪化し、最後にはミカン園もほとんど実がならなくなってしまう程、ひどい状態に荒れてしまった。

新装置開発とPEXパウダーの完成

失敗の原因を試行錯誤しする中で、活性炭は炭素化率が非常に高くなければいけないことや、炭が多孔質で、カップ型なるが故に汚物を溜め込んでしまう(上水道関係の沈澱槽などで活性炭の濾過槽を使っても、数回くぐらせると吸収が飽和状態になり再生処理しなければ使えない)という活性炭の限界に気がつく。

そこで、何としても、貫通型の活性炭はできないものかと考えた。 植物繊維である限り、樹液が通る導管は存在し、導管内の樹液を分解気化させてしまえば、穴が空くのではないかと考え、装置を新しく開発し、その開発期間は10年にわたった。

ついに貫通型の超活性炭が完成し、周りにPEXパウダーという形で提供することとなる。

現在の超活性炭

今日の状況では、今までの活性炭との違いは証明されつつある。
例えば、10年間にわたるゴルフ場の芝の観察記録では、芝は枯れることなく、ますます根が伸び、根の深さは約20cmになっている(普通は5~6cm)。
普通の芝は4~5年で寿命を迎えるが、これが10年たっても劣化どころか、益々芝が勢いを増しているので、少なくとも10年間は貫通型活性炭の効果が保障できたというのが今の段階である。

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